チャイメリカの感想まとめ。
2019年3月6日、多賀城公演に行った時のレポートを
自分のツイートからひろいつつ、まとめておきます。
観劇直後の一言。
単純にすっっごく面白かったです。
難しいかもと構えて行ったけどそんなことなかった。
もちろん重いテーマだけど、それだけじゃない。
座席は7列目、センターブロックの下手寄りでした。
基本ジョーを観ていたので、それは後ほどにするとして、芝居に関係ないとこで圭くんがカッコいいと思ったポイント
・暗転後にパッと袖にはけてく動きの機敏さとスタイルの良さ(暗いから逆によくわかる)
・今回のキャストさん皆お芝居良いのだけど、その中でも声がめちゃくちゃ通る
・足が長い
・ジョーの髪型も良い。
手前に来た時はすごく近く感じた。
階段をかけ降りてステージの前方に立つときとか暗転の
中スッと袖にはけてく姿にウワァってなりました。
あれはただただカッコ良かった///
あと改めて、黒Tシャツ爆イケ!!!
腹チラ、ベルト締める一瞬だったなー、もう少し…()
カテコ4回。
最初は笑顔ででてくるようなお芝居ではないわけだけど、
出てくるたびに役者さんたちがふっと緊張解けてくのが良かったなぁ
スタオベで手が疲れるほど拍手できて幸せです!
最後の両手お手振りにニッコリ。
終演アナウンスにて終了、22:35
(入り口にあった張り紙どおり)
お手紙も書きました
こんな感じに(試作と試し
刷り) pic.twitter.com/MKSDwRAGoT
— akka@沼底/西デレ重症 (@akka616) 2019年3月7日
その他ふんわりした感想
終わって、手前のドアから出たらすでにヘルメットかぶったスタッフさんが待機してて。
あの時間からあのセットのバラし…そんで次は福岡まで運ばれてく。
3日あるから日数は良いとしても、会場を閉める時間もあるはず。
現場スタッフさんもお疲れ様ですって心から思いました。
1個だけめちゃくちゃ後悔してるんですが、カテコの時拍手に気合い入れすぎて、お辞儀の角度とかガン見するの忘れたこと。うあー! お芝居もさ、やっぱりジョーの表情が見たい気持ちも先にくるけど、お話に入り込むと視線はあちこち動くし、あのときどんな顔や仕草をしていたのかな?ってのがあり。
「チャイメリカ」そのものについて。
「悲劇喜劇」で戯曲は買ってあったので、観劇後に読んでみると
「役者さんが演じることで」息が吹き込まれるのがすごくわかった。
場面転換がすごく面白かった。 時代/国(部屋)を行き来の度、回転する中央の舞台ももちろん、階段上の高い位置の使い方! 一番手前の吊り物を下ろしながら、役者が階段を降りて手前に出てくるシーン、これが見事にドンピシャで痺れた。 皆さんプロだけど、このタイミングの妙!!
階段を降りるジョーの身のこなしに惚れ惚れしたのもありつつですが、
これ、降りるタイミングズレたら…と頭の隅で思った。
もちろんそこに客の目を引き寄せつつ、
後ろでは他の転換をしてるわけで… めまぐるしく変わるシーン、いろんな演出ができると思うけど、カッコ良かったなぁ。
舞台美術は二村周作さん。
サムシング・ロッテンも手掛けていた。
観る前はすごく緊張もしていたけど、
いざ目の前にしたら、最初からそこにいるのはジョーだったし、すぐに物語に入っていけた。
うまく言えないけど、田中圭を観られたって感覚はほとんど無くて、完全にジョー・スコフィールドを観てきた感覚。
ああいう複雑な役柄を映像でも観てみたいな…
ジョーは別に他人を利用してなんとも思わないような非道な悪人ではないのだけど、結局のところ自分の事だったり、
狭い範囲事しか見えてないんだよなぁ… とりあえず電話かけなおせよっていう。
「1989年に訪れたときは希望に満ち溢れてた!」なんて、ヂァン・リンによく言えるな…とあのシーンで思えたのは予習したおかげだったかもしれない…
圭くんは稽古前、過去に捕らわれてるのが共感できないと言っていたけど(直前のインタではそれも変化)
ジョーはむしろ今と少し先の事しかみえてない人じゃないのかな。
写真で世界を変えられる、誰も傷つかない方法で。そう本気で信じてたのかも。
それなのに、結局は、大切にすべきだった人たちも…
帰り道、この先どうするんだろうね、と感想を言い合った。
ジョーは物語上ではまだ40そこそこ(2019とすればぼちぼちアラフィフ)、どう生きていくのだろう。
謝り続けた人たちへの後悔か、それともなお、自分の信じる道を探し続けているのか…
どこかで今も写真を撮っているかな。
素敵なキャストの皆さま。
テス。
冒頭のテスはこれまでのイメージの倉科カナちゃんじゃなかった。
そのあとどんどん可愛らしくも強い女性魅力的になっていった。
プレゼンのリハーサルシーンが好きだった…そして本番のプレゼン、
「…あぶない。」の言い方がたまらなく、ずっと耳に残ってる
しんのくん。
ジョーとヂァン・リンが一緒のシーンは意外にも少なかった。
だからこそ、みえない「グアンシー」で結ばれてる(はず)のふたりを演るためには、「圭くんがジョーでなければ嫌だ」と言った理由もわかる…
熱演、という言葉がふさわしかった。
池岡くん、瀬戸さおりちゃん。
さおりちゃんはほんとうに消えそうなほど儚げで、ずっと切なかった。
若い二人が、物語の中でとても大切だったのです。
ここも予習して良かった。
彼らがどんな気持ちでそこにいて、その後の人生を歩んできたのか
ジョーや私達には理解しきれるわけがないのかも。
今現在アラフィフ世代の登場人物は、私より10ほど上の人たち。
フィクションだけど、フィクションではない。考えさせられる。
私は当時子どもで、事件のことはずっとよくわかってなかった。
でもおかげで身近に感じることも増えたりして…。
本当に感謝です。
ジョーのこと
テスとのラスト、「例の件」について気がついたジョーの間と表情がとても良かった。
ここはクライマックス前にも関わらず笑いが起きたところ。「はやく気づけよぉ!」という会場のツッコミw
公演序盤はテスのこと別にそんなに好きじゃない日もあったとのことだったけど、多賀城では愛してたと思う。
映像のお芝居ではあまりないオーバーリアクション、アメリカ人というのもあると思うけど、そういうのも新鮮だった。
くるくるかわる表情も…。よく見えて嬉しかった。
つくづく、中の人に会えたという感覚ではないなぁ。
記憶にいるのはジョーだな。
予習はこの本で。
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