すきなものだらけ@いくつもの沼の底から

Twitterで書き切れないようなことも。育児、映画、ドラマ、音楽。

哀愁しんでれら

哀愁しんでれら、公開翌日の土曜日に見てきました。

後半はネタバレしておりますが
前半は、本編の細かいシーンには触れず
フィルマークスへ書いたレビューを
少し書き直したものから始めます。

長いです!!!


映画『哀愁しんでれら』の感想・レビュー [1222件] | Filmarks
https://filmarks.com/movies/90775


次々と不幸に見舞われた女性が凶悪事件を起こす。と予告やフライヤーからは読めなくもないけれど
彼女が起こす「事件」の原因は続けざまに起きた不幸ではなくて、「シアワセ」を手に入れたから…だった?

もっと胸糞悪い気分になるかと期待?覚悟?していたけれど、そんなことはなかったです。
でもそれもまたある意味怖い部分かもしれないです。

幸せ、と言っても彼女が願ったのは本当はおとぎ話のお姫様のような暮らしではなくて、もっとささやかなものだったと思います。

劇中に出てくる大人も子どもたちも、好きな人や親に大事に思われたい、構ってもらいたいという気持ちがあるし
逆に、その想いが強いあまり、行動が行き過ぎてしまうことがあって

そんな誰しもがもつ当たり前の感情から始まっているから、彼女や彼らが一概に「狂っている」「狂ってしまった」とは思えないような怖さがあります。

誰かを騙すつもりもない、貶めるつもりもないけれど、結果として追い詰めるようなことってきっとあるし
例えば過去にうけた傷に原因があったとしても、だからと言って許されない行動もある

どこかで間違ったのではなくずっと少しずつおかしかったかもしれない、
そうするとそれを断ち切ることの難しさも感じて頭を抱えてしまうような。

あのときのセリフ、この行動が重なっていくというシーンがいくつかあって、これは繰り返し見て噛み締めたいと思いました。

観てからずっとぐるぐると考えが回っていて、今ここに書いていてもまとまっていないのは自覚があります(笑)

でもまさに、そういう映画だと思います。
自分も人として、娘として、
そして親として、妻として
彼女と全く違う人間だと言いきれるのかと思わされました。




それから自分のTwitterからの引用






**

さてネタバレパート行きます!
パンフレットも読んでその部分にも触れますが、監督インタビューはある意味「答え合わせ」になっているので
書いてあることについては読んだ人だけわかる程度に留めたいと思います。


小春のこと。
母親が出ていったこと、振り払われた手の記憶は彼女の傷に間違いないんだけれど、
お父さんは一生懸命小春たちに愛情を注いで育ててきたことは伺えるし、
裕福ではなくても、妹は反抗的なとこもあっても、それなりに仲良くつつましく生活していたように思える。
それはけっして不幸ではない。

「母親がいないだけ」で、どこにでもある「普通」の家庭だと思えました。
仕事も上手くいかないこともみんなあるし(彼女の場合は私情が強すぎる所は否めないが)

モンペのニュースを見て「バカな親」と思う瞬間あるよね。
モンペは恥ずかしいし最悪だし、
虐待はしては行けないことだってみーーーーんなわかってんの。
当たり前のことだもんね。

手をあげる親なんて最低。
子どもを捨てる親なんて最低。
みんなそう思ってるでしょう。

小春の表情が変化していくのが見事だったし、衣装がそれをより引き立てていました。
結婚後、これまでの服を捨てて新しいものをクローゼットに揃えていく姿、私は彼女の何か大事なものが無くなった気がして、怖かった。
新調したベッドカバーやインテリアも。

でも小春はきっと「新しい気持ちで」「大悟にふさわしい妻、そしてヒカリのために良い母になる覚悟」のようなものだったのでしょうね。

ところで彼女を次々と襲う不幸はもっと深刻に不幸なのかと思いきや、ちょっと笑えてしまうという不思議さでしたw

家も、居住部分は無事だったし。

そして、それらをすべて綺麗に解決してくれる大悟さん。
そりゃあ家族にも感謝されるし信頼もされますよね。

さて、大悟。

自分を助けてくれた小春をもてなし、困っていることをすべて解決してくれたのも
きっと下心などなく、純粋なお礼の気持ちだったんでしょう。彼は「お金は潤沢にあった」。

そして自分が自分のために若い妻と再婚しよう、などと言う欲望からではなく、
ヒカリを愛しているからこそ、ヒカリがママとして認めた小春を迎えた。

完璧なんですよね。
でも「良い母」を小春に求めすぎる姿は最初からちょっと怖い。

お母さまと初めて会う場面、まるでイヤミな姑みたいに思うけどよっぽどお母さまの方が普通の感覚に思える、あとから考えれば。
私が「母」だからなのか。

ただ、そのお母さんももちろんやってはいけないことをしている。
ここは後述します。

さて。予告で見た「食うことしか頭にねぇのかよ!」と叫ぶシーン、田中圭芝居好きとしては
キターヾ(°∀° )/ー!

なんだけど夫としては「クソモラハラ男じゃん」っていう第一印象でした。
監督はあの予告が公開されたあと「モラハラでは無い」とおっしゃってたけど

https://twitter.com/RyoheiWatanabe/status/1331061040449163264?s=19

映画を見たあとでもやっぱモラハラだと個人的には思います。
パンフで監督が大悟の周りを巻き込んでしまう性質について話しているけど
それもまさにモラハラ野郎の特徴じゃないかと思ってしまった。
本人全く悪いと思ってないし、自分が正しいと思ってるとこね。

妹は気づいたよね。
「お姉ちゃん大丈夫?」って言ってた。

話は逸れますが。
この映画を語る時に無視できなかったので書きます。


私の身近な人が、モラハラ夫から受けてきた苦しみにある時目が覚め、子どもを連れて逃げました。
初めは、その男はそれほどの仕打ちを(手はあげない、肉体的なDVはほぼない)
何故平気で出来るのか理解が出来なかったのですが
モラハラ被害者の方が「モラハラとは」をまとめたblogをたまたま拝見し、あまりにも当てはまる特徴に驚きました。

本人はとてもそんな事を考える余裕は無い状況だったので、私よりも彼女に近い立場の人にそのサイトをみせてみると、やはり同じ印象を持ったようでした。
その後おりに触れて聞く、いわゆるモラハラ夫の特徴を持つ人というのは、生い立ちや普段の生活、職業や社会的な立場、性格も全く違うはずなのに、
モラハラ行為のパターンは数通りの組み合わせ程度でかなり似通っていて。

(ここでは私の身近な人を見てきて「夫」としますが当然逆もあると思います)

大悟さんが、ヒカリを第一に愛していて大切で、この人なら母親としてふさわしいと妻として迎えたのも本心なのでしょう。
(ちなみにこの点、小春を女性として心から愛していたかはちょっと微妙かもしれない。)

ただ、普段は世間的にも信頼があって、問題ない素敵な人であるというのも間違いはなく、
自身のトラウマから手を上げてしまった小春を責めたてたのも、ヒカリを思うからこそ…
ヒカリのことならばきっと何でもするタイプの人。

理解はできますが、でもやっぱりあそこまで行くことはおかしい。
彼のその行動の素因が過去にあるとして、それを家族になった小春がすべて受け入れることは
本当はしなくてもいい。

彼のことを理解したい、受け止めたいと思ってしまうタイプの子が、
こういう人に取り込まれてしまう事があるから観てて辛かった。

確かに小春はしてはいけないことをした、
特に大悟にとってはヒカリに対して1番して欲しくなかった行為かもしれない。
それほど大きなことだったけど、それが無くてもきっと大悟は
もっと小さなことを積み重ねて小春を追い詰めていったと思ってる。

前の奥様、そこから逃げたんでは無いのか、とまで思ってしまうわけです。

もちろん大悟にも同情します。
いじめのこと、
大人になっても後遺症が残るほど強く母親に殴られたこと。
それは学校での問題以上に辛い出来事だったかもしれない。

ただそのことについても
大悟の子育てに悩み行き詰まり、ほとほと疲れきった母親の姿も浮かんでしまうというループ。

また隙あらば自分語りするけど
不登校児に向き合うのってめちゃくちゃ消耗しますね…
どこで折り合いをつけるのか本当に難しかった。
ウチはその時は長期化しなかったけれど、今後もまだわからない。

あそこまで強く手をあげた大悟の母は許されないでしょうが、子どもに手をあげたくなる瞬間なんて正直イヤになるほどあるんです…
だから紙一重なんです

実際に大悟も手をあげそうになった。
それはよく言われるような、母親の虐待の連鎖、ではないかも。
少なくとも大悟のお母さんは日常的に暴力を奮っていたようには思えないし、
大悟は誰よりもそれはしたくなかったはず…

初デートでストローぎゅっとするのめちゃくちゃ可愛いけど、ズズっと啜ったりするの実は行儀悪いよね。
あれほど「バカな他人」に厳しく完璧そうな大悟がやるっていうのが。
彼の幼児性(インナーチャイルド)も出てるかもと思ってる…

…けど、圭くんが狙ってたかどうか演出かどうかはわかんないよ!😂
あのシーン可愛いからその時は全くそんなこと思わなかったんだけどね、ふと。

あーまとまらんw

それにしても、大悟もここまで1人で幼児期を育ててきたことに自信を持たんかい!!
いつまで母親が必要って幻想に囚われてるんじゃ。
(まぁここが彼の闇なんだけど)

幼児期と学童期はまた全然違う。
人間関係が複雑になり、子どもの心理もどんどん読めなくなる。
手は離れるけど見えないことも増える。

親の知らない顔がどんどん増えていく。

学校での問題が起きたとき
被害者なのか加害者なのか
子どもを信じるのか信じられるのか
真剣に思えば思うほど何が正しいのかすごく難しい。

大悟自身の過去も思い出していたかもしれない。


ヒカリ

もっと難しく複雑な子かと思ったけど実は意外に単純なのかも。

パパと約束していた食事(ふつー子どもがそんなに好む食べ物とは思えないのがすごい)
突然知らない女の子が一緒になったのに、きっかけがあったとはいえすぐに懐いて、可愛いよね。

眼帯に小春が突然目を書き入れた時、私はいきなりそんなことしていいの!?って思ったけど喜んでたしw


小春は、単純にヒカリとの約束を破ったことが良くなかった。それはダメ。

そうは言っても子育てにおいて大悟には相談すべきことも含んでたから仕方ないけど、
絶対聞かれちゃダメだし、内緒って言われてるんだけどって言えぃ!!

ただ、親だって間違うこともあるって、K2で黒木が言ってた(私の大好きなセリフ)

私も、途中までヒカリは継母に意地悪したいパターンなのかと思ってました。
が、小春が出ていった時にママ!と縋り付く姿と表情をみて、これはちがうのかなと感じた
(この辺はパンフで監督が話してますね)

お風呂で小春の身体に触れるところや
デッサンシーンで愛しそうに胸に顔をつけるあたりは、母親というものを求めていたんだろうなとは思いました。

それから、家族になった後の「試し行動」も大悟の言う通りあると思います。
それに慣れてきたからこそ反抗もするし言うこともきかなくなるわな。

でも大悟もそこはフォローしろやと思いました(怒)

ここまでは家の顔。

学校では全然違うよね。
これもあるあるよね。

小春が言っていた「好きな人にいじわるされたかった」
もう「好きな子をいじめる」ってその概念も無くしたい時代だなーとは思ったけど、
それももちろんわかります。
構われたくてちょっかいを出す。

構われたかったヒカリは、それを酷い方法で試してるんだよな…
やった後のことを考えられてない気がする。
幼すぎる。(何のせい?誰のせい?)

本当に突き落としていたらもちろん犯罪なのだけど
そうでなくても死んだ同級生に「あの子自身のせいだ」と言いきれる思考をもつ低学年の子はちょっと怖い。


それにしても、子どもはそもそも思うようにならないのに、理想を押し付けるつもりはなくても
「こうあってほしい」と小さいことも思ってしまうし、しつけひとつも本人のためなのか、
自分の為なのか、
他人の目を気にしているのかわからなくなる時もある。

大悟をモラハラだと言ってしまったけど、自分も特に子どもに対して、少なからず支配しようとしていないか。

こういう点でもこの映画はゾクッとさせられる…


最後、彼らはあんな事件を起こすけど、きっとあの時間、3人「だけ」はとても「シアワセ」だったと思う。

小春が教え、ヒカリが正しく答え
大悟が繰り返す「よく出来ました」
ある意味理想の形。

あれがリアルな事件ならば、
児童たちを消したところで
世界中の人を消せるわけなどないのだから、
すぐに彼らの世界は壊れ、これまでの全ては失われるに決まってるんだけれど。

何故か「胸糞悪い」で終わらないところは
この、家族のシアワセがあの瞬間に感じるからなのかもしれません。


児童相談所案件の虐待、
そんなレベルでなくてもギリギリのところで毎日踏ん張ってる親子はたくさんいる(これ、わたしも例外じゃない)

乗り込んで放送室ジャックする人はそんなにいないけども
皆モンペにはなりたくないと思ってるはずなのに
学校に過度な期待、要求をする人もさほど珍しくない
(大概自分がモンペだとは思ってない)

多分みんな表裏一体。
王子様みたいな人との結婚とは限らず
何かひとつ大きな幸せを手に入れても、それで人生ゴールではないし、
それを手にしてそのあとどう生きるかというのは誰しも考えなきゃいけないのだろうな。

とにかくぐるぐると考えさせられる作品です。
2回目3回目みたらまた気づきがありそうです…いきたーい。

演技初挑戦のCOCOちゃん、
芝居の巧みさではなくあの雰囲気、佇まいも含めての抜擢だと言うのが伝わりました。
芸達者な子役の子では出せないものがあったと思う。

癇癪を起こして大悟とやり合うところ凄かった。

太鳳ちゃん、変化が鮮やかだった…!
ラストシーンと冒頭、それから幸せいっぱいの表情を比べたら違う人かと思うほど。

オファーを断った理由、衝撃のセリフやシーンの事ではないと思う。
覚悟が必要だと思った、という部分。
小春がそこにいたるまでどう生きたかを太鳳ちゃん自身で初めは飲み込めなかったと言うことなのかなと思った。

小春を生きてくれてありがとう。


さて以下は完全なる田中圭推しとしての推しポイントです。

って言ってもですね。

ここまで書いて圭くんを思うより、
人として好きでない大悟の話をしてると全然気分はときめかない事に気づいたw

それくらい大悟だった。
とりあえず大ちゃんとは呼びたくないレベルw

そんな中でもですね、イチオシのセリフ

「疲れてるんだけどな…」

で甘い雰囲気になるのすごくない!??
っていうか小春の誘い方もさ!!!きゃわ!!

だいたいあそこで拒否られて気まずくなるやつなのに!!!

あんな甘々の「疲れてるんだけどな」聞いたことねぇなー!????と思いました。
あれはやばい。


あと大悟さん突然のメガネで登場ズルくないすか。
スマートすぎてどうしようかと思った。
あのビジュ好きです。

ダンス、意外と大丈夫だったw
心配するほど踊ってなか(以下略


『哀愁しんでれら』2021年2月5日(金)全国公開【ダンスシーン映像解禁】

裸で公園はやばかったけど、あれも仕方ない理由だったのねw
寒そうだから何かかけてあげたいけど小春も何も持ってなかったもんね。

前半の大悟は間違いなく救世主で王子様でした。

youtu.be

私が恋愛できない理由を観ましたよ

年末年始のTVer配信で全話観られました!
良かった〜!
見ようと思っていても後回しにしがちな過去作品、配信期限があることで観ようと思えた気がします😆

なんといっても、見てみたら面白かったんです。
優くんは最初からかっこよかった。
香里奈ちゃん演じる主人公の藤井恵美は優と同じ照明の仕事をしてる。って言うのもポイント。

私は高校演劇部で、ざっくりした照明の知識を持ち、その後の学生時代は、素人ながら学校の講堂の照明をプロの方と触った経験があります。
機材は古かったけど、小さいホール並の一通りの舞台機構は揃ってました。それを使ってプランも考えたりもしました。

そんなわけで、もう優と藤井の仕事ぶりを観るだけでもワクワクして楽しめました。

以下ネタバレも含みます!

まずね、本当に悪い人がほとんどいなかった!!
真子と付き合いのあった最初の男2人は好きにはなれなかったけど。
ただ、2人ともイヤな感じの役割に徹してくれて、それはそれで良かったと思います。

メインの女性たちの年齢設定も良かったのではないでしょうか。
主人公の恵美は20代後半、後輩の咲は半ば、さらに下で前半の真子。そこに40歳を目の前にした、30代後半の美鈴さん。

恋の仕方、結婚や仕事への向き合い方も悩まずには居られないですが、女性の場合は、子どもを産むかどうかを考えたら年齢も無視はできないんですよね…。

関わる男性も2人をのぞけば(笑)
根っこから悪い人はいなくて、時には強引に、時には優しく言葉をかける人たちで、気持ちが良かった。
弱さも強さもみんな持ちあわせていたし。

【真子】
自分の「重さ」に気づいてふっきれたところ、本当に成長を感じてかっこよかったです。

【拓海と美鈴の関係、そして咲】
咲のことも子どもや家のことも関係なくて、
その前から少しずつすれ違ってたんだけど、その理由もどっちも決定的に悪いことはないんだ…
そういうことって多分いっぱいある。

家を建てること、子どもを持つという美鈴さんの希望が叶えば
新しい絆が産まれたかもしれない。

でも拓海は戸惑っていたし、それも叶わなかった。
そしてそれに悩む拓海。
その隙間にたまたま咲が入っただけ。
それは罪なのかなぁ…。

不倫は嫌いだし、肯定はしないけど、こういう気持ちの揺れ、ときめきを罪だとは思えないんですよね。
好きでもない人と寝ることもできた咲は拓海とはそれをしなかった。

プラトニックの方がヤバいと言われて刺さった咲が切なかった。

でも最後、不毛な恋にケジメをつけた咲はその方が良かったと思うし、
やり直すことを決めた拓海と美鈴もきっともう大丈夫だと思う。

素直な気持ちを伝えるというシンプルなことを
それぞれができるようになっていき、
ネックレスのように複雑に絡まったものが
どんどん解けていくような、
よいクライマックスだったのではないかな。

【藤井と優、ひかりちゃん】
ひかりちゃんも良い子なのよね。これが…
もっと嫌な子だったら恨んだかもしれないし
ひかりのお父さんもただ強く追い返すのでは無いのが逆に辛かった…。

最後に優に「連れて行って」と頼んだけど、もう連れていくのは自分ではなく藤井だって気づいていたんじゃないかな。

咲と美鈴もそうだったけど、恵美とひかりも
いわば恋のライバルで、嫉妬する気持ちも絶対にあるのに
表には出さずに相手を応援するところいいよね😭

実際にはなかなか難しいかもしれないけど、見ていて嫌な気持ちにはならなかったな…。
切ねぇ…


さて、藤井ですよ。
やっと素直になれて、お互いに気持ちを伝えあえて。

優くんがプレゼントしたネックレスにすぐ気がつくとこたまらない。
ずっと好きだったんじゃねぇかーーー!!!

藤井もね、優について行く道だってあったとは思うんだ…
もう少し時間があったら違ったかな。
優の夢を知り、自分の夢や目標と向き合ってからなら、一緒に行く選択もできたかもしれない。

ただ、仕事のパートナーとしても、人生のパートナーとしても一緒になる覚悟ができないと無理だよね…。
あの短期間では、私でも踏ん切りはつかないなと思った。
どんなに優が好きでも、ひかりとは違って、恵美は何もかも捨ててもついていくタイプじゃない。


好きなのに、好きだからこそ、道を違えたふたりの関係もまた尊い

#私が恋愛できない理由

すごく好きでした😭

今は人が集まるイベントもできないし

安室ちゃんはもうコンサートをしないし
ヴィーナスフォートもなくなってしまうし
10年の時の流れを感じたりもしました。

みんなが今は幸せに笑顔ですごして
いっぱいの人があつまって

1つのことを楽しめる日が早く来ますように

先生を消す方程式。感想!

まずは、キャストとスタッフの皆様にお疲れ様でした、と言いたいです。

圭くんが始まる前から言っていた「迷子」の理由が最初は気になったりもしたけど、
全回を終えてみて、私は純粋に「楽しかった!」です。

はじめから、繊細に紡ぐ物語ではないのはわかっていたし(褒めてる)
「先生の授業に胸を打たれても」
「トンデモ展開に笑っても」
「ホラー!?な要素にビクビクドキドキしても」
どんなふうに感じても良いんだなー
と思ってからはずいぶん気楽に見てました。

OA後に観ていた動はじも考察っていうよりは、まだ展開が読めない部分を一緒に楽しむ感じでした。

フライングドラマは第2章に入ってから観ましたが
それぞれの人物を掘り下げたりするスピンオフとはちょっと毛色が違って
本当に「フライング」の要素があって、そこにあとから本編で気がつくとピタッとハマるとこがあったり。

そういうのも含め本当に楽しかったです。

展開はぶっ飛んでいたかも知れません。
でもその中にちゃんと「リアル」な設定も織り込まれていたし、響く言葉もありました。

先生が生徒を追い込むのではなく
生徒が先生を追い込む、リアルな世界はあること。

罪を償ったとしても罪が消えるわけじゃない。
傷ついた側は一生残る。罪は背負っていくもの。

ましてや無かったことにしてしまったらいけないのだ。

義澤先生が4Cのみんなの目を覚ましたように、
朝日も違う形で、誰かにもっと早くに救われていたら、
こんなことにならなかったのかもしれない。


他にも本当の友だちとは何か。
恋は無様かもしれなくても、傷ついても
貫けばそこに見えるものもある。

死んだとしても周りの人の心に
思い出は残り続ける。
人から忘れられることは、2度目の死だ、とも言うものね…

スっと入るものばかりではなくても
立ち止まってふと考えさせられるような
気づき、みたいなものも確かにあった。

だから、このドラマ、「嫌いじゃないです!!」


今年は、本当にまさかのことが起きてばかりでした。
当たり前ができなくなり、あったはずのものが無くなったりして
悔しい思いや辛い思いをしたのは世界中みんなそうだと思います。

圭くんは今年は当初から舞台はなさそうな事は言っていたので、それが中止になるということはなかったと思うけど
(今後の予定として水面下で動いていることについてはわかりませんが)

稽古は嫌だ!といつも弱音を吐きながらも、「舞台に挑むこと」で毎回お芝居を深めてきた圭くんが
おさむさんが与えたこんな形(褒めてる)ではあるけど、
迷いや戸惑いを共演者やスタッフの皆様と練り上げ、ひとつの作品に作り上げたこと、

これはこれできっと滅多にない経験のひとつになるはずだし、
何しろ圭くんだけでなく特に山田裕貴くん、
それからまりかちゃんも生徒のみんなも本当に全力でがんばっていて、
というかそうでなければいけなかったという点でも
さぞかし刺激的な現場だったのではないかと想像しています。


ネガティブな意味で、役者ありきの作品だ!
負担が大きすぎる、
という感想も結構みかけました。

私は全部がそんなだと困りますけど、
例えばおさむさんとだって常に一緒に仕事してるわけじゃないし😂

心から、「こんなドラマがあってもいい」と思ってます。

ドラマ制作の面でも、今は色んなアプローチを試みる意味もあるでしょうし。

個人的には静かに、言葉を発する前の息遣いひとつ、指先ひとつからその人の、その空気感、質感を感じとれるような作品「が」もしくは「も」好きですからね!
映画とかで見たいよね!!!

でもドタバタエンタメだって好きだし。
何でもこいこい。

せんけすの話じゃないけど、
わたしだって映画やドラマの気に入らない部分、嫌いなところをあげようと思えばそこそこ出せると思います。

ただ、それをしてもあんまり楽しくないので。
よっぽどメインのはずのテーマからブレるとか、新作なのに時代にそぐわない表現とか、
そういうのが気になりすぎなければ、脊髄反射的には言いたくないなと思ってます。

それよりは好きなとこ、お気に入りをいっぱいあげた方が楽しいかなと思って。
(内容はしんどいストーリーだとしてもね)


というわけで、今年の最後に、ジェットコースターのようではあったけど
毎週楽しい土曜の夜を過ごせて本当によかったです!!
ありがとうございましたぁ!!!

**


しかし最後の最後にあのキスはズルい。
あーれーはやられる////


そうそう。最終回おまけ。

防刃チョッキのおかげで刀矢は罪を重ねずに済んだし

朝日はショックをうけてたけど
義澤先生は、「ギリギリの命だけを」繋いでいた静の管を自らの手で抜き、すべてを終わらせた。
それはそれで、義澤先生には幸せな決断だったのかもしれない。

結果的に蘇った静は、
経男と幸せだった日々を思い出して一緒になれたし。
うん、ハッピーエンドだよね。

どうか朝日先生も救われますように…と
それだけは願う(´・ω::.
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キワドい2人-K2-第5話感想

冒頭の三兄妹みたいな、なごみのシーンで始まる5話。

スルッと漫才コンビ結成しようとする黒木が好きw
筋肉のくだりはアドリブかなぁw

それ以降はシリアス展開のなか、これまで長身の身体を生かしてアクションを繰り出し、本編ではずっとカッコよかったモロが、
今回はなかなかのポンコツっぷりでw
息抜きパートだったと思うけど可愛らしかったですねw

屋上の木村さん×黒木エモいし、姉さんかっこよすぎ。
ここの関係ももっと掘り下げて欲しいほど好き。


そんななか、彩乃ちゃんね。
ちょっと暴走しちゃったのはそうなんだけど
本人が抱えていた気持ちも伏線としてあるので
あまりそこは気になんなかった。

原作になかったヒロイン設定は、
全6話の中で話を動かすポジションとして必要だつたのだろうし
これがもし、ふたりのどちらかの恋人だったら私はもっと違和感を覚えていたと思うw
1話で救った「未成年の」「恋愛対象にはならないと明確になっている」「妹みたいな」女の子設定で最適だったかと。
実妹設定ふやす訳にもいかんですしねw

1話ではガールズバーで働くため大人っぽく見せてたあやのちゃん、それ以降は年相応な天真爛漫さで
良かったと思います。

なんか事情はあるけど2人のことをなかよし兄弟と思い込んで、どちらのことも大好きになっていて
自分だったら…と思うあまりの暴走。
わざわざ手紙読ませてあげてとダメ押しの電話したりと伏線は張りまくりだったし、

黒木も本当に見せたくないと考えてるなら、神崎の目に触れないようにしっかり自分でもっておきなさいよ、って感じだしw
ちょっとあやのちゃんばっか責められてて可哀想だなっと。
でも、これで自分のしたことを思って少し大人になれたかな。

2人のターニングポイントに関わるポジションだと思っていたので、来週もきっと背中を押す役目を果たしてくれるのだと思う(予告から。)

とはいえ…
記憶を失っていたことがせめてもの救いだったのに、こんなきっかけで知ってしまった神崎の元に
急いでかけつける黒木は、大事な相棒であり弟を思うお兄ちゃんそのもので。
それに、あの時守りたかった小さな男の子のことをずっと思っていたのかもしれない

今まで口癖のように言っていた神崎の「ありえない」
屋上に黒木に言ったときは苦しそうだった。


ねぇ、りゅうちゃん。自分で言っていたんだよ
親が子を思う気持ち、親子は強い絆で結ばれてるって。
血の繋がりだけじゃないんだよ
愛された記憶は間違いないんだよ、りゅうちゃん

お父さんも黒木もあなたが大事だよ…りゅうちゃん…。゚(゚´Д`゚)゚。


涙は終わりの合図じゃないし

黒木やお父さんから神崎への思いは
それはねたぶんね愛だ

だから大丈夫
2人でまた笑ってほしいです


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以下ちょっと考察的な

黒木の耳キーンのフラッシュバック
黒木が賢造さんの実の息子(名前からも)で
神崎が犯人の息子ではないかということは予想してたんだけど

ここまでの話ではわからなかったこととして、耳を塞いでる間のお父さんと井原の会話に、何か真相が隠されていると思うのよね

あとお母さんね!!!謎だよね、まだ。

私は予想してなかったこととして、ながら見の夫は「井原が何か警察に都合の悪いこと掴んでたんじゃないの」なんて言い出し…

え?それもあるかも??

さて、真犯人はあの人では?って思っておりますがあと1回なんて信じたくないよーーー!

黒木が好きすぎるんです

フラッシュバックに苦しむ表情や
閉じたまぶたの下の眼球や
喉仏とか見ちゃってごめんなさい好きです
大好きです

うー

黒木さんロスになりそう…
6話、心して観ます。

寂しいけど。楽しみだよ!

タラレバ娘2020の感想だよ

楽しかったです!!

とりあえずね…
朝倉さんが一見めっちゃ理想的だっただけにあの展開の衝撃がすごかった…w
そんなことあるぅ…?さすがになかなかないとは思うけどw
別に恋愛や結婚が全てなんて思わないけど
穏やかに一緒に過ごせそうと思った相手が、あんな形で居なくなったらキツいわー…

結婚したって、夢だった店を持ったって。
みんな色々あるよ。あるよね人生。
私自身、30代はなんとなくしんどいこといっぱいだったわ
でも多分、どれも人生のタイミングだし。出会いだし。

しんどいこともさ、
ずっとタラレバ言っててもしかたないからね。
何か力に変えていくしかないのかな、結局。

香が小雪のマッチングについて
「人のことでもテンションあがるわー!」
って言ってるのわかるw
とっくに結婚してても友だちの恋愛話とか超楽しかったもんw


小雪には世田谷の34歳ともうちょっと恋らしきものを、育ててみて欲しかったなぁ。
もしかしたら「一番好き」じゃなくても香みたいな関係が育ったかもしれないし。
とりあえず寝て、でも何も無かったからやっぱり無かったのかもしれないけど…

それにしても早坂さん素敵だったなぁ…。


そしてそして、我らが丸井さんと言えば不倫。
数ある圭くんの不倫役でも私のなかではクズオブクズだぜ。
小雪も丸井さんも、お互い好きだったからこそ
結局一番不誠実でクズっていう複雑な感情。


話はそれるけど、不倫ってさ。
サレ当事者だったら絶対割り切れないけど、例えば芸能人の不倫報道はどうでもいい…
どうでもいいはずなんだけど、ぶっちゃけ報道見たら、
そのやり口はゲスいなぁ、酷いなぁとかは考えちゃう。

だけどそれで仕事干されればいいとか全然思わない。
とはいえ不倫する役とか家族のCMとか、やりづらくなるのはもったいないじゃん
世間は未だにうるさいし、ヘタしたら仕事も激減。
そういうリスク背負って関係もったのかな、
自分や相手の家族やお互いの人生まで考えて無かったのかなーって思っちゃうんだよね。

そうしたときに配偶者や家族がどう対応するか、
本人がどう償っていくかは本当にそれぞれだと思うけど
できれば大事な人には傷ついて欲しくないなとは思うよ。

結局は当事者のことだからさ。
すでに夫婦関係は破綻しているときに出会ったとか。
家族を捨ててでも一緒になりたいほど愛し合ってしまったとか。
割り切った危ない関係をわかってても続けちゃうとか。
家族を裏切るつもりもないけど
超軽い気持ちで出張先で不貞を働きまくってるのか。(山寺?)

……

なんか丸井さんってそのどれでもないからクズオブクズなの!!!
「ガキみたいに」小雪と恋愛関係になって、ときめいて、デートして楽しくて
小雪小雪で好きでたまらなくて。

だけど丸井さん、家族も大事でしょ?子どももかわいいでしょ?
一時は妻が子供に取られて寂しかったのかもしれない。
(大体男はそんな理由で浮気しやがるからな、アホかな?)
そんでしれっとルール違反するでしょ?
でも妻のピンチには駆け付けるでしょ?

でもあの笑顔で小雪とまだ会おうとするんでしょ!?
ずるくない!!!!!!????????

はぁ?!!?!?!ほんとひどくない!??


ってここ数日なんかどうしようもなく丸井さんのこと考え込んでたので
矢田部とかみて悶えてました。(は?)


さて、小雪、3年ぶりの再会。

にっこにこで、あのタイミングの小雪
声かけてくる丸井さんって
ナチュラルにこういう人なんだな。泣きそうになるわ。

小雪との恋を忘れてないし大事にしてる。
え、ずるくないですか。そんなの。

小雪、えらかったね。
いい思い出で済ませたね。
それは持ってていいものだと思うよ。
でもね、あのままずるずる関係続けてたら、絶対傷ついてたから。

丸井さんよりもわたし、小雪がかわいいな好きだなって思ってたら
圭くんがこの時のインタビューで言ってたのね。

ananweb.jp

遊びじゃなくて本気、というのはこれ読んで知ってたけど、
そのあとの一言。
だから私は小雪が好きなのかもしれないと思った。

すごいな、圭くん。

妻の立場に立つと、夫も大概だけど、
妻子がいるのわかってて付き合う女なんて最低、って考えてしまうと思うんだよ。
だけどそうはならないから。
そんなの酷い男なんだからやめなよ、って言いたいけど言い切れないとこある。

連ドラの時のお父さんの言葉が重いなと思った。
私も妻というより親の立場でそう言いたいかも。

いや~~でもね。
優子ちゃんの小雪の恋復習動画観て、ほんとクズだな~
丸井さんはだめだよな~ほんとクズだよな~と
ここまで書いたようなことを延々数日考えてたんだけど

傘を閉じて寄ってくる丸井さんの笑顔と甘ったるい話し方を観て

はぁあああああ!?かわいいな!?なんで!
小雪よう我慢した!!!!

ってなったから。罪。
丸井さんと圭くんが罪。

数々の不倫ドラマがあるけど、そこに生まれる愛とか欲とか全部
フィクションであれば楽しく見ますし
だからって不倫願望があるってこともないです
(そういうドラマが流行ると、そういう方向にメディアの特集組まれがちだけど
リアルの自分とは全くの別もんだわアホかw)


タラレバ観て丸井さんに注目して本来こんな考え込むような話じゃないと思うんだけど
心を乱される存在なんだよな~ってにくい。にくいぜ。


連ドラは忘れてる部分もあるので、復習したいと思います。


ちょうど犬山さんがRTしてたのではっとこ。
gendai.ismedia.jp

自尊心をとりもどす、っていうのわかる気がする。

キワドい2人-K2-第4話感想

1~3話も言いたいことがいっぱいあって下書きに置きっぱなしなんすけど、
4話が良すぎたので熱が冷めないうちに書いておきます。

まずは冒頭のミーアキャット。
黒木のかわいいとこいきなり出してくるんかい!!!
しかもミーアキャットの再現度高すぎ!!

周りのメンバーとのやりとりも面白いし、
神崎のツッコミも冴えてくすくす笑っちゃう和むシーンなんだけど
実はここにも大きなテーマが。

「ミーアキャットの子殺し」
「ミーアキャットは自分の子以外を育てる」

この2点はまるで相反するような事なんだけど、これもある意味伏線だった。

(ちなみにミーアキャットについてはググッたけど、勉強になりました)


そんな和みの強行犯係のシーンから一転して、末長さんの緊迫したシーン。
この絶妙な緩急が惹き付けられるんです。
八嶋さんは、スキマを埋めまくる面白さもあるけど、その反面鋭い視線で真実を問うかっこよさ…いいですよね。

さて。子どもが行方不明になった事件について。
母子の関係をそれぞれの考えで推理していく2人なんだけど、
そもそもこの2人はおそらく親子関係が複雑であろう、というのが前提にあり…

親子の絆を疑わない神崎。
俺は親子の情愛ってやつが欠落してんのかもな、とつぶやく黒木。

意見の相違でぶつかり合うと言うより、黒木のほうが言いたいことは飲み込んでいるように見えました。

彩乃はどの事件にも協力させてますけどw
必ず神崎がつっこむので安心しますw

やっぱりふたりの妹的なポジションなんでしょうかね。
最後の大事な部分で、彼女が何かキーパーソンになるのではと思ったり思わなかったり……単なるヒロインなのかもだけど……。

学ラン姿の神崎くん「タァメだよ!タメ!!✩.*˚」
好きw
飲み物噴き出す黒木も好きw
圭くん、綺麗に霧状に噴くのうますぎるw


終盤、学校でのイジメの真相や、母子関係について明らかになっていく中

私は実の親子だからって必ずしも絆が強いとも思わない、実際に毒親もいれば、修復不可能な親子関係だってあると思うんだけど

そこを信じている神崎は、身を投げようとする望美ちゃんを、お母さんの愛情を語って説得するのかと思ったんです。

でも、違った。





多分親の愛情とやらを信じてはいない
(※追記→信じたいのかもしれない)
黒木が、叱るから。
「望美の母親は毒親なんかじゃない」と考えを改めて、親だからって子どもの全部を把握することなんてできないって、言うとこ
本当に涙出てきちゃって…。

最近、「学校から娘がイジメの加害者だと聞いた母親が、叱るべきかもしれないと思いつつも
甘くみていて、それを知ったイジメの被害経験のある夫が強く叱る」…というコラムをみたばかりだった。

自分に置き換えてみて、娘が本当にイジメをしていたら何をしてでも止めて、被害者に謝罪せねばならないと思うけど、やっていないと信じたい気持ちも必ずうまれると思う。
そしてこの話みたいに「はめられた」としたら、娘を深く傷つけてしまう…
めちゃくちゃ考えさせられた。

このお母さんも、必死で育てる中で厳しくすることがあって、他人に毒親じゃないかと思われても
でも娘にとってはすり込みでもなんでもなく、本当にそんなことはなくて、ちゃんと愛情をかけられながら育って来ていたんだ。
でも思春期って必ず1度はすれ違うから、ボタンをかけ違えたら何が起きるかわからないなぁと思った。

今は何でもかんでも一部だけを見た他人が批判しすぎる。
もちろん神崎の言うように手を上げるのは良くないことだけど、
その前後のことは本人にしかわからない。

親子の関係は他人からみた部分だけではわからないよね。


ミーアキャットの子育ては、どちらの面が本当なのか…
でも、どっちも本当なんだよなぁ…
状況が違えば一瞬で変わりえる。

黒木と神崎の父親は一体どんな秘密があるんだろう。
黒木はなんでわざわざあの家に来たんだろう。
次回予告、不穏過ぎますが泣いても笑ってもなんとあと2回…


つらい。私は黒木が好きすぎてつらい。
でも神崎も本当にいいんだよ😭
涼ちゃん圭ちゃんももっともっと見たいよ!!!!

次回、また心して見ます。


あっ部屋着のシーン良すぎました。(ぜんぶ)
シャツのままご飯食べたりソファに横になるのも最高でした。もっと下さい。

アンサングシンデレラお疲れ様でした!

とうとう終わってしまいましたね…

春から秋になるこの時期まで、長い間本当にお疲れ様でした。

全11回、駆け抜けてくれてありがとう。

 

遅ればせながらの感想です。

以下、当然のようにネタバレしまくりますのでご容赦ください。

 

薬剤部の皆も個性が豊かでしたけど、キャスティングはとても良かったですね。

「わかるっ」や「手を動かす!」の一言もついつい使っちゃうフレーズになりました。

救命医の豊中先生もいつもかっこよかった。

 

ゲストのキャストがこれまた皆さま良かったなぁ…

二話の小林隆さん、K2一話でも怪我をしたお父さんでお見かけするとは!!

 

それからオープニングにはじまるサウンドトラックがとても印象的で。

ドリカムの主題歌YES AND NOも、歌詞がいいですね、

薬剤師であるみどりたちにも色んな形があるし、

患者さんの病気との向き合い方もそれぞれ。

 

正解なんてもしかしたら無いかもしれない世界で、みんな迷うのが当たり前。

自分だけのYES”or”NOをみつけたい、っていい歌詞だと思います。

 

ドラマのオリジナル設定としては、長く白血病と闘った簑島心春ちゃんのお話、

もうひとつ大きな軸にあったのは治験をとりあげたことなのかな、と思っています。

せっかく瀬野さんにその役割を担わせるのであれば、

もう少しそこを丁寧に描いて欲しかったという気持ちはありますが

 

治験を経て薬が一般的に普及し、より多くの症例を緩和したり、命を助けるまでにはたくさんの人の努力や葛藤がある事を知りました。

 

瀬野さんが救急認定薬剤師という設定も良かったと思います。

学生の頃から瀬野さんに憧れ、それを目指す小野塚くんとの関係も素敵でした。

 

今現在、救命救急の場に薬剤師が関わるかどうかは病院の方針によるそうなのですが、

専門的な知識を持ち、経験に長けた瀬野さんのような薬剤師さんが

このように医師の的確な判断の助けをするようになれば、

救急の現場も変わるのかもしれないと思いました。

(原作でも、転職してきた瀬野さんが薬剤師の大切な役割を各診療科に浸透させ、病院を変えたことになっています。)

 

f:id:akkatmr:20200925122509p:plain

 

ちなみに最終回の瀬野さんは、あまりにも周りの人が

「死んだモノときめつけ」ている描写だったので、

これは生きてるパターンだなと思って途中から見ていました。

 

無事に寛解して、職場復帰も果たせて、本当に良かった。

おめでとうございます。

 

初回でみどりに命を助けられた産婦さんからの「ありがとう」。

そして最終回で、瀬野さんからみどりへの「ありがとな」

繋がっていたと思います。

 

瀬野さんが言い続けた「救ったのは医者だ」

だけど薬が確かに命を救っているし、それを支えているのは薬剤師さん。

光が当たることが少ない職業かもしれないけど

大きな感謝をしたいし、こうして大きな仕事に気がつくことができて良かった。

 

みどりも自分自身が納得できる決断をし、萬津総合病院に皆戻れて、良かったですね。

 

 

最終回前にこれを書きました。

akkatmr616.hatenablog.com

 

 

正直、やはりしっくりこない部分はあります。

 

 

補足すると…。

でも、例えば瀬野さんの出番が少なくても、病気や死と向き合う役柄でも、そのことには不満はないのです。

 

繊細に心を揺らす瀬野さんを、見届けることができて感謝しています。

でも「瀬野さんが良かった」という一点で感想をまとめたくなかったんです。

 

ちょうど最終回はコミックではまだ途中の、妊婦さんのエピソードが取り上げられていました。

漫画のアンサングシンデレラはまだ続きます。

薬剤部の皆さまが今後どういう道を歩んでいくのか、まだまだ見守りながら続刊も読み続けますね。

 

 

 ***

 

ここからは辛口のものも含みますので、

それはいらないよ!と言う方はここまででお願いします。

 

また、あくまで「個人の感想」ですのであしからず!!です。

言葉には気をつけて書いているつもりですが、

もしふさわしくない表現がありましても

ご容赦願います。

 

キャラクター性

確かにそれぞれの決め台詞もあり、個性がわかりやすかったのはあるのですが、

みどりと瀬野さん以外、ちょっとキャラをつくりすぎていた感じもしました。

全員の口癖の出し方、特にくるみちゃんの関西弁や効果音も

もう少し自然にやらせてあげればよかったのにな。

キャラクターを突き詰めて面白いというようなドラマの内容ではなかったと思うので、

もう少し抑えめの方が好きでした。原作より濃いw

 

コメディとシリアスの混ざり方がちょっとしっくりこない部分もちらほらありました。

やるならば、きっぱりと振り切ってくれるほうが好みです。 

 

最終回

瀬野さんの生死をひっぱりすぎぃいいいいい!!!

 

みんな瀬野さんが前回のラストであんな終わりだったので、

気になってしょうがなかったのに。

(これは中の人ファンだからではないはず…)

別に前半に無事である事がわかったとしても、そこで見るのやめた!とはならないと思うんですよね。最終回まで見てるのに。

逆にせっかくのてんかんの既往がある妊婦さんの話に集中出来なくなっちゃった気がしました。

 

セリフだけでも無事がわかればもう少し違ったかな。

どういう演出が最適かは素人にはわからないことなのだけれど。

 

それから、薬剤部バラバラ…って予告でも煽っていたけど、

実際は病気療養中の瀬野さん、

処分されたとはいえ新しい環境でも生き生きと働いているみどり、

ハクと虹子さんは単なる痴話げんかだったわけで。

 

これから頑張ろうと入ってきたばかりの心春ちゃんに、

あんな顔して深刻にいうほどじゃなかった。

 

くるみも成長したはずだし、小野塚くんも入ったし、

荒神さんも戻ってきて。

そりゃ人手不足は相変わらず大変かもしれないけど、

みんながそれぞれのステージで頑張っていることについて、

「バラバラ」と表現するのはなんとなく残念だった。

 

 

前回のブログでも描いたんだけれど、「日常の先にある」お話だったと思うので、

かならずしも感動させようという劇的な展開の方向にまとめなくても良かったのにな。

そこがちょっともったいなかったです。

 

このほか…各話についてもそれぞれメモはしてあるので、また機会があれば残しておきたいとおもいます!

 

でもこのドラマのおかげで学べたことがたくさんありました。

本当にありがとうございました。